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日本東北で史上最悪の地震・津波

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
日本の歴史上、最も強力な地震が東北地方の太平洋沿岸を襲った。11日午後2時46分、日本東北地方宮城県仙台市の東側130キロの海底でマグニチュード8.8(日本気象庁発表、米国地質調査局は8.9)の地震が発生した。人類が地震を観測し始めた1900年以来、5番目に大きな地震だ。

日本TBSなど現地メディアは12日0時現在、死亡・不明者が600人以上と報じた。しかし死亡・不明者数は急速に増えており、集計さえ不可能な状態だ。共同通信は仙台荒浜だけで200-300人の遺体が見つかったほか、仙台行きの列車が津波に流され、乗客の相当数が行方不明になったと伝えた。日本政府の関係者は「現在では地震被害規模を正確に予測しにくい」と明らかにした。

原子力発電所も非常事態となった。日本政府は原子炉冷却装置に故障が生じた福島第1原発に対して緊急事態宣言を発令した。放射能の漏出を懸念し、半径3キロ以内の住民に緊急避難を指示した。枝野幸男・官房長官は「こうした状態が続けば燃料棒が露出し、放射能流出のおそれがあるが、放射能が現に漏れているのではない」と述べた。


地震専門家らは「余震が1カ月以上ずっと発生すると予想される。今回の地震が大地震の前兆現象である可能性もある」と予想し、日本と近隣国が緊張している。

この日、地震が発生した直後には、高さ10メートルを超える津波が日本の太平洋沿岸を襲った。日本東部の海岸地域では海水とともに船・車・建物の残骸などが内陸に押し寄せ、莫大が財産被害が予想される。地下24キロで発生した今回の地震の震源地は、東京から東北側に390キロ離れたところで、東京でも建物が大きく揺れるなど強い震動が感知された。

菅直人首相は午後4時55分、緊急記者会見を行い、「日本歴史上最悪の地震と推定される」とし「市民はすぐに高台の方に避難されるようぜひ行動を取ってほしい」と対応を求めた。

地震発生直後、日本政府は直ちに津波警報を発令した。警報地域にはロシアの太平洋沿岸をはじめ、沖縄・台湾・サイパン・ニュージーランド・ハワイ・アラスカまでが含まれた。北海道から九州まで太平洋側全域に広がった津波は高さ6-10メートルに達した。東北地方では海岸道路を走っていた車が津波で内陸まで押し流された。内陸深くまで押し寄せた津波は住宅・工場・農耕地までも襲った。

共同通信は12日、観測史上最悪の地震と津波で日本全国の死亡者は1000人を超える見込みだと伝えた。



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