キム・ヨナよりも前に安藤美姫、中野友加里（ともに日本）が氷上でジゼルを演じた。 キム・ジュウォン氏は「フィギュアスケートについて私が判断するのは慎重になるしかない。 ただ、両選手ともにジゼルの感情ラインを体で表現したのではないようだ。 背景曲がジゼルということだけ」とし「両選手とも序曲と第１幕、第２幕の曲が前後関係なく編曲された。 中野選手のジゼルははつらつとしていた。 安藤選手のジゼルは雰囲気があって悲しい。 ２人の趣向のようだ」と話した。 キム氏は「ジゼル」を見るだけで、両選手が好むフィギュア曲の傾向を把握した。

文化評論家のハン・ジョンホ氏は「キム・ヨナ選手の上体の動きはほとんどバレリーナ水準。 上体で多くの感情を表現するが、一部のバレリーナは『私たちが生涯かけて身につけることをキム・ヨナ選手は持って生まれたようだ』と話したりもする」とし「キム・ヨナ選手の美しいイナバウアーはジゼルと本当によく合う。 背中と胸を開く動作はバレリーナ水準。 今回のプログラムにイナバウアーが入れば非常に素晴らしいものになるだろう」と語った。

キム・ジュウォン氏の評価も同じだ。 キム氏は「キム・ヨナ選手はカナダの‘伝説’イブリン・ハートからバレエを習ったと聞いた。 私がロシアの学校を通っていた時も、幼いフィギュア選手がバレエの教習を受けに来ていた。 バレエとフィギュアはある面で違うが、ある面では共通している。 だからキム・ヨナ選手のジゼルに期待している。 表現力が高い選手なので、きっと独特のジゼルを見せてくれると思う。 キム・ヨナ選手のジゼルが本当に楽しみ」と話した。


またキム氏は「昨年のバンクーバーオリンピック（五輪）では熱心に応援した。 氷上に一人で立った姿を見て涙も流れた。 舞台の上の孤独がどういうものかよく分かっているので…」とし「五輪後にまた競争の舞台に挑戦するのは本当に容易でなかったと思う。 半月後に公開されるキム・ヨナのジゼルに拍手を送りたい」と応援のメッセージを送った。



難しい「ジゼル」の感情表現、キム・ヨナは…（１）

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