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‘伊藤博文の玄孫’日本新外相…安重根義士の記録返還にも積極的

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
日本の新しい外相に伊藤博文初代朝鮮統監の玄孫にあたる松本剛明氏が9日に任命された。松本外相の母親が伊藤博文のひ孫にあたる。母方の祖父はチェコスロバキア駐在公使で、叔父らはデンマークとオランダで大使として過ごした。現駐米大使の藤崎一郎氏は従兄弟。父親は元防衛庁長官の松本十郎氏だ。一言で政治家と外交官のエリートコースを歩んだ典型的な日本の世襲国会議員だ。

松本新外相は次官級の外務副大臣から昇格した。前任の前原誠司外相が在日韓国人から献金を受けた事実が明らかになり電撃辞任したのに伴った“ピンチヒッター”の性格が濃厚だ。

菅直人首相としては来週から主要8カ国(G8)外相会議、韓日中外相会議など各種外交行事が続いており、他の代案を探す時間的余裕がなかった。また、支持率下落で政権がぐらついているところに、数カ月だけの外相を自主的にしようという大物もいなかった。そのため日本外交界では、「現在の日本の位置づけをそのまま見せる外相人事」という批判も出てきた。松本外相は東京出身で東大法学部を卒業、旧日本興業銀行に勤め1989年に防衛庁長官に就任した父親の秘書官として政界に入門した。


外交安保通で、「日本外交の80~90%は米国を軸にしなければならない」という所信を持っている。野党時代の民主党の政調会長を務め、金融・財政にも明るい。ただ小泉純一政権時代には国会で首相の靖国神社参拝を強く糾弾してきた。与党議員になった後には「安重根(アン・ジュングン)義士の遺骨関連記録を必ず探し韓国側に引き渡したい」とし、国会図書館を隅々まで探したりもしたと周辺から伝えられている。



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