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MCモンが兵役を逃れるために故意に歯を抜いたと主張したことで知られていた担当歯科医が立場を覆した。検察側に大きな力となる証言を行ったこの歯科医が「過去の証言は事実と異なる」と主張し、事件の局面がMCモンに有利な流れとなった。
担当歯科医は昨年10月、MBC「ニュースデスク」を通じて「MCモンから8000万ウォン(約589万円)を受け取り兵役免除を助けた」と明らかにしていた。当時ニュースで公開された自筆の手紙で彼は「MCモンが2004年から治療を延ばし、免除基準を合わせるために2006年12月に35番の歯を故意に抜いた」とし「この事実を秘密にするという条件で彼からお金を受け取った」と明かしてMCモンの疑いは事実であることを示した。
しかし、この歯科医は7日午後、ソウル中央地方裁判所で開かれたMCモンの5回目の公判に参加して「警察の調査の過程で懐柔とつじつま合わせの捜査があった。MCモンの疑いを認めたとされる手紙の内容も事実と違う」と言葉を変えた。彼は「参考人の陳述を行う中で警察から『他の医師らも皆、疑いを認めている。お前もこの事件の片棒を担いだとされるだろう』と脅かされた」とし、「怖くなって昨年1月、MCモンに警察の主張が事実であることを確認するために手紙を送った。しかしメディアで報道されたように、私自身の主張を手紙に書いたのではない」と主張した。続いて「MBCの記者に手紙の内容が事実だと言ったことはない。MCモンに手紙を書いたことがあると言っただけ」とし、当時のニュース内容は誤報だと話した。
MCモンは今月28日午後2時、同じ場所で開かれる6回目の公判で最終弁論を行う予定だ。
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