昨年の日本女子プロゴルフ（ＪＬＰＧＡ）は喪家のようだった。ＪＬＰＧＡは１９８３年に初めて韓国人（ク・オッキ、ハン・ミョンヒョン）にライセンスを与えて以来、昨年初めて韓国選手に賞金王の座を明け渡したからだ。賞金王だけでない。新人王、最多勝王、最小打数の受賞まで一人の選手に持っていかれた。その主人公は安宣柱（アン・ソンジュ、２４）だ。韓国選手は３４大会のうち１５大会で優勝した。

ＪＬＰＧＡツアーが４日に始まる開幕戦ダイキン・オーキッド・レディス（沖縄琉球ＧＣ、パー７２、６４３９ヤード、賞金総額８０００万円）から２０１１シーズンに入る。全３３大会に３７９億ウォンの賞金がかかっている。


日本選手は覚悟を固めている。０９年の賞金王、横峯さくらは「韓国選手の独走を阻止しなければいけない」と述べた。日本は自尊心の回復に意気込んでいる。ＬＰＧＡツアーで活躍する宮里藍をはじめ、横峯さくら、上田桃子、有村智恵、不動裕理ら日本のトップランカーがそろって出場する。

韓国選手の戦力も高い。昨年日本女子ゴルフを衝撃に陥れた安宣柱がタイトル防衛を目指す。安宣柱は「１月の済州（チェジュ）特訓で指を痛め、２週間ほどクラブを握れなかったが、さらに５キロ減量した。今年も賞金王を守りたい」と話した。

注目される新人はイ・ボミ（２３、ハイマート）。昨年、韓国女子プロゴルフ（ＫＬＰＧＡ）ツアーで４冠となったイ・ボミは、今季から舞台を日本に移し、‘第２の安宣柱旋風’を狙う。‘アイアンの女王’イ・ボミは「日本のコースはグリーンが小さく、上りのグリーンなので、アイアンショットが良い選手に有利。風、グリーンの硬さを克服すれば、十分にやれると思う」と語った。イ・ボミは今年、ＫＬＰＧＡツアーとＪＬＰＧＡツアーを行き来する。

今年に入ってＬＰＧＡツアーでまだ優勝していない申智愛（シン・ジエ、２３、未来アセット）も出場する。昨年３勝をマークした全美貞（チョン・ミジョン、２８、真露ジャパン）を含めると、韓国選手は１０人を超える。ゴルフ専門チャンネル「Ｊゴルフ」５，６日、大会第２－３ラウンドを午後４時から衛星生中継する。





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