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果たして朴賛浩(パク・チャンホ、38、オリックス)に対する「牽制」は存在するのか。メジャーで124勝した朴賛浩が日本舞台デビューをする前から騒々しい。朴賛浩に対する「牽制」が存在するかどうかということだ。
朴賛浩は最近、自分のホームページで、「私が韓国人で、米国でやってきたという理由で、難しさを与えようというわけではないと思う」と明らかにした。「難しさ」と遠回しに表現したが、日本では自分とぶつかる何かがあると感じたのだ。
朴賛浩は先月25日の紅白戦で2度のボークを指摘された後、「私が判定を受けたボークはボークではない」と主張した。セットポジション停止動作に関するルールの解釈が米国と日本で異なるだけだという。「自分の問題」ではなく「文化的な差」と言った。
朴賛浩は問題点をより大きな原因から見いだした。朴賛浩は「ひょっとして私を困らせようという意図なら、早くから問題が提起されて幸い」と明らかにした。自分に対する牽制心理の存在を慎重に認めながら、シーズン前に日本の審判のスタイルを知ることになった点を前向きにとらえたのだ。
また朴賛浩は「感情が介入すれば良い審判にはなれない。しかし人がすることなので100%正確などあり得ない」と書いた。判定に感情が入ったとすれば明らかに「牽制」だが、単なるミスとも受け止められると考えたのだ。いかなる理由であれ、朴賛浩は動揺しないという意志を表した。
朴賛浩は日本進出を決心した瞬間から牽制について悩んだ。朴賛浩は先月初めにキャンプを始めながら、「おそらく私に牽制が入るだろう。コーチングスタッフと同僚は私と一緒に戦ってくれる人」と語った。
まだ実体が表れたとは断定できないが、日本人が朴賛浩に対して妙な心理を持つのは間違いない。朴賛浩は日本人が畏敬の念を抱くメジャーでなんど124勝をマークした投手だ。その一方で、朴賛浩は日本人が絶対に負けまいと思う対象の韓国人だ。
したがって日本野球はシーズン初めから自分たちの基準を厳格に適用するだろう。これを克服した後、朴賛浩の真価を認めるはずだ。朴賛浩の‘ボーク問題’はこうした牽制心理から出てきた可能性が高い。
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