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日本プロ野球で再起を狙う金炳賢(キム・ビョンヒョン、32、楽天)が2日連続で可能性を見せた。
金炳賢は27日、日本・沖縄で行われた日本ハムとのオープン戦で、1-2とリードされた8回、4番手でマウンドに立ち、1イニングの無安打無失点に抑えた。13球を投げ、三振1つを奪った。先頭打者の糸井を中堅フライで処理した後、飯山を遊撃手失策で出塁させたが、牽制で走者を刺した後、稲葉を三振に仕留め、イニングを終えた。金炳賢は26日の中日とのオープン戦にも登板、1イニング3人をわずか8球で処理した。
2日連続の好投に好評が相次いだ。楽天の星野仙一監督は26日の試合後、「金炳賢がいい球を投げているという感じがする」と話した。佐藤投手コーチも「金炳賢がだんだん良くなっている」と語った。
サンケイスポーツ・デイリースポーツなど日本メディアも金炳賢のオープン戦の内容を見て、「楽天の新守護神候補に明暗」と大きな関心を見せた。155キロの剛速球を投げ、抑え候補に挙がっている新人の美馬は、26日の中日戦の9回に登板し、1イニングを2安打1四球と不安な投球を見せた。星野監督は美馬について「(中日戦の投球では)抑えに使えない」と苦言を呈した。
オープン戦の投球では、何よりも直球のスピードが目を引く。金炳賢は中日戦で最高球速144キロをマークした。楽天入団後40日間で球速を10キロ以上も上げたのだ。金炳賢の直球は昨年11月の楽天入団テストでは130キロ中盤にとどまり、合格点を受けられなかった。佐藤投手コーチは球威を酷評し、獲得に反対したという。しかし金炳賢はチーム合流から約1カ月の15日、紅白戦で最高球速137キロをマークした。その後10余日で球速144キロまで押し上げた。
投球バランスを回復するため100球以上のブルペン投球を2日連続で消化したほか、夜には宿舎でシャドーピッチングをするなど個人トレーニングにも熱心に取り組んでいる成果が出ている。金炳賢は「まだ下半身の筋力や投球バランスなど不足している点が多い。まだまだの状態」と話した。金炳賢は「他の部分はともかく、野球に関しては完ぺきにしたい。恥ずかしくないように最善を尽くしている」と意志を表した。
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