現地の警察は２４日現在、行方不明者は２２６人、負傷者は２５００人に上ると明らかにした。救助隊員らが崩壊した建物の残骸を掘り返しながら死闘を展開しているが、がれきに埋まった数百人の生存反応は薄くなっていると外信は伝えている。ニュージーランドのキー首相は同日、「死亡者数はわれわれの予想をはるかに上回るかもしれない」としながらも、希望を捨ててはならないと強調した。

地震発生翌日までに救出された生存者は３０人余りに達したが、次の日は１日で指折り数えられるほどだった。警察は最大２２人が生き埋めになっているとみられる都心広場の大聖堂の残骸にも生存者がいるという希望をあきらめた状態だとＡＦＰ通信は伝えている。

この日現場では崩壊した建物のうち６０％に対し捜索作業が終了した。余震による被害を懸念し主要道路の通行は依然として規制されている状態だ。上水道の８０％、電力の４０％はまだ復旧していない。市民らは飲用水と電気を使用するためクライストチャーチの空港に集まっている。地震のショックを忘れるため他の地域へ向かう市民も毎日数百人が空港に向かっている。


被害復旧のためボランティアの大学生も集まっている。ソーシャルネットワークサービス（ＳＮＳ）のフェースブックを通じて地震被害者を支援する運動が広がり、１万人余りの大学生がクライストチャーチを訪れ、「学園都市」が「ボランティアの都市」になっていると外信は伝えている。



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