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「ミスもありうる」…“稚拙な情報戦”への引責は時間の問題

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

引責問題が浮上しているキム・ナムス第3次長。



国家情報院職員によるインドネシア大統領特使団宿舎侵入事件と関連し、与野党指導部と国会情報委員らが22日、元世勲(ウォン・セフン)国家情報院長とキム・ナムス第3次長の引責論を提起した。特に宿舎に侵入した要員らがキム・ナムス第3次長が管轄する産業保安団の職員とされることから、キム次長に対する辞任要求が相次いだ。これに対し政府関係者は、「キム次長の“稚拙な情報戦”に対する引責は時間の問題だけ。適切な時期にあるものと承知している」と述べた。

国会情報委員のハンナラ党李範観(イ・ボムグァン)議員はこの日、「(事件がふくらむや)国家情報院幹部から“いろいろやってみればそういうミスもありうる”という釈明電話を受けた。こうしたものを釈明という国家情報院はいま情報能力が最低で総体的に不良状態だ。第3次長はもちろん院長にも責任があるなら退かなければならない」と話した。


公式的に国家情報院は自分たちの仕業では「絶対にない」と否認しているが、国会情報委員らには“作戦失敗”を認めたのだ。

同党の李恩宰(イ・ウンジェ)議員は、「国家情報院が2009年に組織改編を行い、産業スパイとサイバー部門が第3次長の管轄に置かれたが、事故が起き続けている。昨年リビアでも要員が防衛産業機密を持ち出して現場で逮捕され、李相得(イ・サンドゥク)議員が特使として派遣され沈静化させたがまた現場で捕えられた」と指摘した。

与野党指導部も一斉に引責論に加勢した。ハンナラ党の金武星(キム・ムソン)院内代表は記者らと会った席で、「今回の事件は私もあきれている。国家情報院は莫大な予算を使っているのにひどい。責任を負うべき人は責任を負わなければならない」と話した。民主党孫鶴圭(ソン・ハクキュ)代表も本紙記者に、「今回の事件で国際的に恥をさらしただけに国家情報院の最高責任者は責任を負わなければならない」と指摘した。民主党の朴智元(パク・チウォン)院内代表も「元世勲国家情報院長を解任し、国民のための国家情報院としなければならない」と要求した。

最近国家情報院ではこんなことが――

◇2010年6月ハン・サンリュル牧師訪朝時 

与党情報委員に訪朝の情報提供を受けながら所在把握できず、国会情報委員会で虚偽報告

◇2010年6月リビアでは

産業スパイ活動をしていた国家情報院職員が、まともに任務遂行ができず現場で逮捕

◇2010年11月北朝鮮の延坪島(ヨンピョンド)挑発時

国会情報委員会に韓国軍の対応射撃結果を示した衛星写真を公開し軍に恥をかかせる



【今日のイチオシ記事】
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