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「五輪はストーリーのある都市に有利」平昌は魅力的だが娯楽に乏しい

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「オリンピックは“ストーリー”を持つ都市に手に渡ることになっている」

五輪専門紙の「インサイド・ザ・ゲームズ」のダンカン・マッケイ記者の忠告だ。「ザ・ガーディアン」出身で五輪招致戦を20年間にわたり取材してきたベテランの彼は、「IOC委員らは新しいストーリーと五輪遺産を作り出すことができる都市に心が引かれる。そのような面から平昌(ピョンチャン)は相当に魅力的な候補」と述べた。その一方で、「五輪招致はIOC内の政治的力学関係と各国の利害関係に連動するのでどんな変数がでるかわからない。油断は禁物だ」と強調した。

やはり五輪専門メディアの「アラウンド・ザ・リングス」の場合、依然として「1位ミュンヘン、2位平昌、3位アンシー」と順位を付けている。多くの五輪とIOC専門記者が指摘する現実的な問題は、平昌で五輪が開かれる場合にテレビ中継権の主要市場である北米や欧州と時差が出るという点だ。視聴率・広告需給に問題が生じかねないということだ。しかしNBC出身スポーツ専門記者のアラン・エイブラハムスンは、「それでも平昌にはチャンスがある。フランスが2020年夏の五輪招致を狙っており、スイスは2022年冬の五輪招致の意思を明らかにした。彼らは同じ欧州の都市のミュンヘンが勝つことを望まないだろうし、平昌に票が行く可能性は大きい」と指摘した。しかし先に平昌が抱えている問題を解決することが宿題だ。


彼は、「ソウルから平昌まで来るのに3時間半もかかった。交通問題を解決するといった招致委員会の約束が必ず守られなければならないだろう」と話した。また、「アルペンシアには何度も来たし、多くの改善点が見られる。それでも依然として観客と選手らが食べたりショッピングする施設が不足しているのは大きな弱点」と指摘した。

記者らはまた、「3月末に開かれるオセアニア五輪委員会(ONOC)総会と4月初めのロンドンでのスポーツアコード大会など世界のスポーツ関係者が集まる国際大会で、効率的で洗練された広報戦を繰り広げると同時に、IOC委員らの心をつかむ細心な戦略も必須だ」と指摘した。



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