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2018年冬季オリンピック(五輪)に向けた国際オリンピック委員会(IOC)現地調査が最終段階に入っている。今後、多くの日程が残っているが、結局、最も重要なのは今年7月6日に南アフリカ・ダーバンで開かれるIOC総会だ。この日のプレゼンテーションでIOC委員の心をつかんでこそ、最後の1票を獲得できる。
2010年・2014年の平昌(ピョンチャン)の招致過程を見守ってきた海外メディアの記者4人は、韓国の最後のプレゼンターに最も適した人物に‘フィギュアクイーン’キム・ヨナ(21、高麗大)を選んだ。2010バンクーバー冬季五輪で圧倒的な点差で金メダルを獲得し、その後タイム誌が選んだ有力人物100人に選ばれるなど、国際舞台で影響力を見せるのに適役ということだ。
幸い、キム・ヨナは3月の世界選手権大会後、より積極的に平昌招致活動に取り組む。4月にはロンドンで開かれるスポーツアコード国際コンベンションで平昌広報活動を行い、5月(18-19日)にはスイス・ローザンヌのオリンピック委員会(IOC)委員会で平昌に関するプレゼンテーションを行う。また開催都市選定投票が行われる7月のダーバンIOC総会にも出席し、最後までIOC委員の票集めに注力する計画だ。
その間、キム・ヨナは平昌招致委員会の広報大使と選手委員として名前を連ねていたが、冬季五輪や各種国際大会への出場で積極的に招致活動ができなかった。しかし冬季五輪招致活動の最後に世界の舞台で平昌をアピールする考えだ。キム・ヨナ以外の人物では李健煕(イ・ゴンヒ)元IOC委員(1票)が選ばれた。「人物よりもメッセージがもっと重要だ」という意見もあった。
平昌の2018冬季五輪招致の可能性について、インサイド・ザ・ゲームのダンカン・マッケイ記者は「1次投票で平昌に決まる」と話し、他の記者は「少なくとも1次投票で決まることはないだろう。2次投票まで行くと、結果は誰にも分からない」と展望した。平昌が最も心配している結果だ。ミュンヘンとアヌシーは同じ欧州圏であるため、1次投票で一方が脱落すれば、2次投票でもう一方への支持に回る可能性が高く、平昌には不利となる。
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