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ニア(NEAR=Northeast Asia Research)財団(理事長チョン・ドック)は16日、ソウル韓国プレスセンターで、「東アジア時代の韓国の新外交安保戦略」をテーマにセミナーを開いた。
「中国など大陸勢力の再浮上と米国・日本・欧州連合(EU)など先進海洋勢力の沈滞で、東アジア地域に新しい競争構図と安保不安をもたらす現実」(チョン理事長)で、韓国が進むべき道を模索する席だ。ニア財団は「東アジア時代の準備」をテーマに叢書を出すことを決め、1年前から関連プロジェクトを進めてきた。
ニア財団は最初の課題に「聯美和中」を提示した。米国と連係していくものの、中国と和平を図ろうということだ。このため「韓米同盟を対中国のテコに利用してきた戦略的思考から抜け出すべき」と主張した。
韓米同盟を通して不安定な韓半島の秩序に十分な抑止力を提供する一方、在韓米軍の戦略的柔軟性が中国を脅かさないよう政策を推進する必要がある、ということだ。
こうした観点で予定通り2015年12月に戦時作戦統制権を移譲することも提案した。「韓米同盟関係に対する中国の不必要な脅威認識を解消すべき」という理由からだ。
中国とは協力を強化する必要があると主張した。韓中間の高位戦略対話と交流協力を強化し、北朝鮮問題を含む韓半島と北東アジアの未来像に対する共感と相互信頼を深めようということだ。
特に政府だけでなく専門家共同委員会を強化することを課題に提案した。これを通して中国の対北朝鮮政策変化を引き出そうという考えだ。
「韓日中FTAはアジアの平和を守る安全弁」(2)
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