特に金正哲の外遊はいわゆる「民族最大の祝日」とされる金正日国防委員長の誕生日(2月16日)を控えた14日まで続いた。これと関連し、三男・金正恩が後継者に内定し、兄の金正哲が政治に一切介入していないことを意図的に見せるための動きという解釈がある。あたかも歴史ドラマに出てくる中世王朝国家の王位継承過程を見ているようだ。同時にロイヤルファミリーの金正哲が国家最大行事を目の前にして外遊する状況は、北朝鮮権力体制のネジが緩んでいるという印象までも与える。後継者になった弟を意識しなければならない兄の金正哲と金正男の海外豪華生活は、北朝鮮体制と統治システムの矛盾を赤裸々に表している。
北朝鮮は最近、世界中に食糧支援を求めているという。「北朝鮮が食糧支援を要求していない国や国際機構を見つけるほうが早いほど」と言われる。こうした危機状況にもかかわらず、ロイヤルファミリーをはじめとする特権層は全く気にしていない。腐敗した独裁国家の典型的な姿だ。特に北朝鮮は神格化された金正日国防委員長がすべての権力を独占している。金委員長は海外から高級乗用車など高価品を買ってきて、周辺の家臣に‘下賜’する形で自身の権力基盤を維持している。自分に忠誠をつくす人々には、先進化された民主国家の高位公職者さえも考えられないほどの豪華生活を約束する形だ。このため外交官までが密輸など違法活動で外貨稼ぎをし、「統治資金」として金正日委員長に捧げているという。
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