MBC(文化放送)ニュースデスクが13日、「ゲームの暴力性」をテーマに報道した内容に無理があるとして批判を浴びている。ニュースのホームページには批判のコメントが殺到し、パロディーも相次いで登場している。
ニュースデスクはこの日、「ニュースプラス」コーナーで、「暴力的なゲームのために青少年が現実でも暴力的になっている」という内容を集中報道した。
問題はこれを裏付ける実験だ。青少年がコンピューターゲームに没頭しているインターネットカフェで、コンピューターの電源が一斉に切れた。すると、驚いた利用者があちこちで大声をあげたり汚い言葉を吐いたりする場面が映し出された。
記者は「瞬間的な状況変化を受け入れられず、あちこちで汚い言葉や激しい反応が出ている」とし「暴力ゲームの主人公のように乱暴に変わってしまった」と伝えた。
ニュースを見た視聴者は「ゲームでなくても集中している途中に停電になれば誰でも腹が立つ」とし「結論に合わせてくっ付けたような実験だ」と批判した。「現場にいる利用者に被害を与えた」として謝罪要求も相次いでいる。
パロディーも登場している。囲碁の暴力性を調べるために碁盤をひっくり返す、野球ファンの暴力性を調べるために9回裏二死で試合を終了させる、などだ。ネットユーザーは「MBCの記者室の電源を切っても結果は同じはず」と不満を表した。
ゲームの暴力性を例示するために、銃で撃ったり刃物で刺したりして血が飛び散る場面を堂々と放送したのも問題点に指摘された。特に該当場面は青少年利用不可バージョンに含まれているという。
ニュースデスクは6日、解氷期の危険性を伝える記者が解けかけの氷の上でコメントをしている途中、水の中にはまる場面を放送したりもした。
光云(クァンウン)大メディア映像学部のキム・ヒョンジュ教授は「暴力という問題を一般化しようとした実験がお粗末」とし「刺激的な場面を得ようとする早急性が問題」と指摘した。
MBCのイ・ジンスク広報局長は「映像ニュースの現場性を生かそうという試みだったが、一部の視聴者が不自然だと受け止めたようだ」と述べた。
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問題はこれを裏付ける実験だ。青少年がコンピューターゲームに没頭しているインターネットカフェで、コンピューターの電源が一斉に切れた。すると、驚いた利用者があちこちで大声をあげたり汚い言葉を吐いたりする場面が映し出された。
記者は「瞬間的な状況変化を受け入れられず、あちこちで汚い言葉や激しい反応が出ている」とし「暴力ゲームの主人公のように乱暴に変わってしまった」と伝えた。
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ゲームの暴力性を例示するために、銃で撃ったり刃物で刺したりして血が飛び散る場面を堂々と放送したのも問題点に指摘された。特に該当場面は青少年利用不可バージョンに含まれているという。
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