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先月19日に所属事務所のDSPメディアに専属契約解除を通知したKARAのハン・スンヨン、ニコル、カン・ジヨンの3人が結局法廷行きを選んだ。彼女らは14日、ソウル中央地裁に専属契約解除を求める「契約不存在確認請求訴訟」を提起した。
訴状によると、「昨年3月に所属事務所代表が脳出血で倒れ芸能活動を活発にできなくなり不利益を被った」「骨折したハン・スンヨンにステージに上がることを要求し、利益配分も正しくしなかった」と主張した。また、「毎月専属契約金500万ウォン(約37万円)のほかに音源収益を分配することで契約したが、ヒット曲『ルパン』を発売した2009年12月から昨年5月までメンバーがレコード販売収益として受け取った金額は月平均14万ウォンにすぎなかった」と明らかにした。
結局3人の訴訟提起によりKARAは“1グループ2体制”となった。当面はマネージメントが二分化された状態で活動しなければならない状況だ。「KARAメンバー全員が解散せず活動は継続する」という原則を立てた上に、日本での契約が来年7月まで1年半ほど残っており、すぐにKARAが活動を中断する可能性は少ない。東方神起の3人が訴訟提起後に一切の活動を中断したのとは違い、KARAの3人は訴訟を提起した日もソウル・江南(カンナム)で来月23日にリリースする日本でのニューシングル「ジェットコースターラブ」のミュージックビデオ撮影をスケジュール通りに消化した。日本での活動を続けるという意志を示したことになる。
だが、業界では「“1グループ2体制”の活動は事実上解体の手順」と口をそろえる。グループg.o.dのデニー・アン、ユン・ゲサン、ソン・ホヨンがサイダスに、キム・テウ、パク・ジュニョンがJYPエンターテイメントに所属して活動した前歴はあるが、KARAとはまったく状況が違った。g.o.dは当時サイダスがマネージメントを専門に担当し、レコード制作部門はJYPエンターテイメントが担当することで分業が確実だった。歌謡関係者らは、「マネージメントが分かれると現実的に活動するのは大変だ。スケジュールひとつひとつを協議しなければならず経費精算の問題などもあり音楽活動をするのは面倒だ。日本での契約期間満了までは活動するかも知れないが、これ以上一緒に進むのは大変だろう。結局解散に向けた手順ではないか」として口をそろえた。
これに対しDSPメディアは、「訴状が到着していない。収益金分配問題などは一方的な主張で、訴訟過程で明確に確認されるだろう」とする立場を伝えた。
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