国土部側はKTXのコントロールボックス整備不良を脱線事故の原因だとしたが、その他の可能性も排除していない。高速列車の安全運行は車体はもちろん、信号体系、レール、電気を供給する電車線などと複合的に絡んでいるからだ。ナットが直接的な原因と考えられるが、システム全体もチェックする必要があるということだ。
航空鉄道事故委員会のパク・チャンギュ事務局長は「コントロールボックスについてまず調査が行われるだろうが、転轍機、車両、レール、機関士などについて全面的に調査を行う方針。3、4カ月以上調査してこそ正確な原因を確認することができるだろう」と話した。
高速列車もブラックボックスがあるが、速度などに関する運行記録だけが残る。国土部は転轍機自体の問題も調べる方針だ。転轍機の問題なら、高速鉄道の信号体系作動記録が秒単位で残る高速列車制御システム(CAMS)ファイルを分析すれば原因を把握できる。レールに砂利のような異質物があったり、腐食・変形しても脱線事故が発生することがある。
今回事故を起こしたKTXは韓国型高速列車開発事業の一つで、1996年に開発作業が始まった。07年に設計が完了した後、昨年3月ごろから運行に投入され、現在19編成(190両)が稼働している。韓国鉄道技術研究院のキム・ギファン博士は「車体欠陥の可能性は非常に小さいが、ホイールが摩耗したり別の電子制御装置の問題が発生する可能性がある」と述べた。
現在、KTX「山川」を開発した現代(ヒョンデ)ロテムは米国やブラジルなど高速鉄道市場進出のために昨年から輸出相談を進めている。
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高速列車もブラックボックスがあるが、速度などに関する運行記録だけが残る。国土部は転轍機自体の問題も調べる方針だ。転轍機の問題なら、高速鉄道の信号体系作動記録が秒単位で残る高速列車制御システム(CAMS)ファイルを分析すれば原因を把握できる。レールに砂利のような異質物があったり、腐食・変形しても脱線事故が発生することがある。
今回事故を起こしたKTXは韓国型高速列車開発事業の一つで、1996年に開発作業が始まった。07年に設計が完了した後、昨年3月ごろから運行に投入され、現在19編成(190両)が稼働している。韓国鉄道技術研究院のキム・ギファン博士は「車体欠陥の可能性は非常に小さいが、ホイールが摩耗したり別の電子制御装置の問題が発生する可能性がある」と述べた。
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