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北朝鮮の韓成烈(ハン・ソンリョル)駐国連代表部次席大使が先月、米国務省のロバート・キング北朝鮮人権特使と会い、大規模な食糧支援を要請したとワシントンの外交消息筋が伝えた。また、現在韓国を訪問中のキング特使は、韓国外交通商部当局者と会い韓大使の発言を紹介した後、対応策を協議したことがわかった。
匿名を要求したワシントンの外交消息筋は7日、「韓大使が1月14日にニューヨークでキング特使に会い、北朝鮮に対する大規模食糧支援を要請した」と明らかにした。韓大使はこの席で食糧分配にともなうモニタリング(監視)問題に対し、「心配はいらない。米国が満足する水準で解決したい」と話したという。米国の北朝鮮食糧支援は、北朝鮮が韓国語を使うモニタリング要員の追加配置を拒否し2009年3月以来中断した状態だ。
これと関連し、北朝鮮の人権と人道的支援問題を担当するキング特使は8日、ソウルの外交通商部で魏聖洛(ウィ・ソンナク)韓半島平和交渉本部長と会った後、「北朝鮮への食糧支援問題を議論したか」という記者らの質問に、「多くのイシューについて話した」と答え議論の可能性を示唆した。また、「米国が対北朝鮮政策を追求するに当たり、韓国政府と調整することが大変重要だ」と話した。米国の公式な立場は、「現在までいかなる北朝鮮支援計画もない」(キャンベル国務次官補)というものだ。外交消息筋は、「米政府が北朝鮮支援を決定しても予算を支援しなければならない米議会の事情を考慮すると、早期に行うのは容易ではないだろう」と話している。
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