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<野球>李承ヨプ「すべて忘れてスタートする」

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版

栄誉と屈辱の読売時代を忘れて新しくスタートしたいと語ったオリックスの李承ヨプ(イ・スンヨプ、35)。



オリックスの李承ヨプ(イ・スンヨプ、35)は相変わらず人気満点だ。6日、練習を終えてバスに乗るまで10分以上かかった。日本のファン20人余りが集まり、サインと写真撮影を求めた。

李承ヨプは「読売のことを思い出すと思っていたが、そうではなかった。オリックスは以前からいたチームのように気が楽だ」と述べた。李承ヨプは栄誉と屈辱の読売時代を忘れて新しくスタートしたいと語った。


--オリックスのキャンプの印象はどうか。

「よい。気楽だ。外から来た選手という感じがしない。元々いたチームのようだ。心配していたが、周囲の配慮を受けて気楽に過ごしている」

--朴賛浩(パク・チャンホ)先輩と一緒に過ごしているが。

「朴賛浩先輩が私からいろいろ助けてもらっていると話しているが、全くそうではない。ただ一緒に楽しく過ごしているだけだ。特に一緒に食事をする時がおもしろい。私は早く食べるほうだが、朴賛浩先輩はゆっくりと食べる。私が先に食事を終えて待ちながら話す」

--キャンプで1週間が過ぎたが。

「チームが気楽な雰囲気で、朴賛浩先輩とよく食べているためか、多い練習量にもかかわらず体重は増えている。キャンプ開始より3キロほど増え、今は95キロになった」

--背番号も3番に変わり、名前も「LEE.S.Y」になった。

「ただ、すべてを変えてみたかった。背番号も変えて気分転換したかった。3はもともと好きな数字だ。韓国代表のユニフォームには普通LEE.S.Yを使っている」

--バットの重さも変えると聞いたが。

「今は練習用として950グラムを使っているが、オープン戦は920グラム、シーズン開始後は900グラムのバットを使うことになるだろう。(41本塁打を打った)06年に使った軽いバットだ。07年に左手親指の手術を受けた後、痛みがあって重いバット(930-940グラム)を利用した。体のパワーをうまく使えなかったのでそうした。今は痛みがないので以前のバットに戻す」

--正確にミートするのに重点を置くということか。

「体調が良くなったので、以前のバットを使う。また(年齢のため)瞬発力が落ちる場合があるので、バットスピードを高めようという意図もある。もちろん、これも気分転換のための努力だ」

--スイングにも変化があるようだ。

「意識せず(韓国で)練習した通りにしている。変化があると言えばあるだろう。今は上・下半身がアンバランスになるように気を遣っている。上半身と下半身が別に動くようにしている」

--アンバランスのスイング?

「ボールが入ってくれば下半身が先に出る。上体も同時に出れば(重心と視野が揺れて)正確性が落ちる。下半身が出ても上体が前に出ないようにしている。バックスイングをする時、100%のパワーを残す。うまくいけば、狙い球でないボールを空振りする頻度が減るだろう。韓国でティーバッティングする時に重点を置いた部分だ」

--読売時代とは違った試みか。

「読売では良いことも、悪いことも多かった。いろんなことを思い出すと思っていたが、実際にここに来てみると違った。すべて忘れて、空っぽの状態で新しくスタートしたい。やはりオリックスはファンやメディアの関心が読売に比べると少ない。その分、気楽に野球に集中できそうだ」

--練習の時、どんなところが違うか。

「読売では練習の時も見ているファンが多い。実戦に劣らず緊張した気持ちで練習する。オリックスではそうでないので気楽だ。リラックスしたまま、自分がやりたい部分に集中して練習すればいい」



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