朴智星（パク・チソン）が引退した。朴智星は最高の選手であり、最高の主将だった。９日のトルコ戦はその空席を埋める最初の試合だ。

主将候補は３人。代表で最高齢の李正秀（イ・ジョンス、３１、アルサド）、チャ・ドゥリ（３１、セルティック）と朴主永（パク・ジュヨン、２６、モナコ）。朴主永は候補３人のうち最も若いが、最も有力な候補だ。すでに趙広来（チョ・グァンレ）代表監督の心は朴主永に傾いているようだ。


趙監督は「李正秀、チャ・ドゥリ、朴主永の誰が主将をしてもうまくやるだろう。朴智星と李栄杓（イ・ヨンピョ）も３人ともできそうだと言って推薦した」と述べた。

しかし３人ともうまく果たすという言葉は社交辞令だ。趙監督は「年齢で主将をする時代は過ぎた。チームをまとめる能力が重要だ。朴主永は十分にはそのような資質がある」と、朴主永の主将抜てきに重みを置いている。

朴主永が主将になれば、韓国代表チーム歴代最年少主将となる。従来の記録は０９年に２８歳で主将の腕章を付けた朴智星だ。

内省的で自己中心的なイメージが強かった朴主永は、昨年の広州アジア大会でリーダーのイメージを固めた。当時、朴主永は主将の具滋哲（ヴォルフスブルク）を支援し、洪明甫（ホン・ミョンボ）監督率いるＵ－２１代表で‘先輩’としての役割を果たした。３位に終わったとはいえ、昨年のクリスマスにはアジア競技大会に出場した後輩たちを集め、焼き肉パーティーを開くのに５００万ウォン（約４０万円）も使った。

今回の代表チームには具滋哲、ホン・チョル（城南）、池東源（チ・ドンウォン、全南）、ユン・ビッカラム（慶南）、金甫ギョン（キム・ボギョン、セレッソ大阪）、洪正好（ホン・ジョンホ、済州）ら６人の広州メンバーが含まれている。

しかし本人が嫌がればどうしようもない。趙広来監督も無理に押し付けるつもりはない。電話を通して主将に任命することもできるが、代表メンバーがそろった後、本人とメンバーの意見を聞いて最終的に決める予定だ。李正秀は６日に、朴主永とチャ・ドゥリは７日に代表チームに合流する。朴主永が主将という負担になる任務を快く引き受けるかどうかが注目される。



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