パパになった金炳賢（キム・ビョンヒョン、３３、楽天）がスプリングキャンプに合流して鋭いスライダーを披露した。サンケイスポーツは３日、「金炳賢がトレーニングで鋭いスライダーを見せた」と伝えた。金炳賢は沖縄で行われている楽天のキャンプに合流し、キャッチボールなどをしながらコンディションを整えている。サンケイスポーツは、「まだブルペンピッチングを始めていないが、キャッチボールだけ見ても鋭いスライダーを確認することができた」と明らかにした。

サンケイスポーツは金炳賢の経歴についても詳述した。同紙は「金炳賢は２００１年にアリゾナで活躍しワールドシリーズ制覇に貢献した。通算８６セーブをおさめた底力ある投手」と説明した。金炳賢もこれに応えるように「楽天には良い選手たちが多く学ぶことが多い。キャンプに合流できうれしい」と感想を述べた。

先月２３日に娘が生まれた金炳賢は、楽天との契約後すぐに韓国行きの飛行機に乗った。金炳賢は妻の体調が回復するのを確認してからキャンプに合流したとみられる。当面は日本で一人暮らしの生活をする。妻のハン・ギョンミンさんは、「子どもはとても小さい。私と子どもは韓国に残り夫だけ日本に行くだろう」と今後の計画を明らかにした。金炳賢は「妻のためにマウンドに立ちたい」として再起の意志を明らかにした。楽天で新しい野球人生を始める金炳賢は妻と娘のために球を投げる。


“家族の力”のおかげだろうか。金炳賢が変わった。金炳賢はメディア露出を楽しまない方に属する。だが、最近は日本の報道機関とのインタビューで気さくな姿を見せている。先月３１日に開かれた入団会見では、「ブルペンや敗戦処理もすることができる。ファンに愛されるよう頑張る」と頼もしい姿勢を見せた。