中国の昨年の実質経済成長率が3年ぶりに2けたの10.3%を記録した。消費者物価指数(CPI)上昇率も3.3%と、目標値の3%を超えた。予想を上回る経済過熱が緊縮措置を招く禍根と認識され、中国経済の速度調節に対する懸念が強まっている。先週末、世界主要株式市場が相次いで下落し、原油をはじめとする国際原資材価格も大きく落ちた。中国が経済成長を犠牲にしてでも、経済過熱を冷ますために春節(旧正月)前に追加利上げを断行するだろう、という警戒心が作動したのだ。全世界が中国経済の威力を実感している。
中国の緊縮は欧州の財政危機、米国のデフレとともに、今年の韓国経済に影響を与える3大悪材料に取り上げられてきた。こうしたシナリオの一つである中国の利上げ、貸出の縮小、預金準備率の引き上げなど緊縮措置が目の前の現実に迫っているのだ。中国がインフレを抑えるために人民元切り上げも早期に進める可能性が高まった。こうした中国経済の変動性に最もぜい弱な国が韓国だ。韓国の対中輸出依存度は30%(香港含む)を超え、対中貿易黒字だけで453億ドルにのぼる。さらに中国の賃金と原材料価格の上昇で中国製品の輸出単価が上がり、チャイナフレーションも押し寄せている。昨年から国内資本市場に上陸した中国資本の威力も強まっている。
もう韓国経済は中国を除いて考えることはできない。しばらく委縮するかもしれない中国市場に代わる輸出市場の多様化が足元の火になった。韓国の金利・為替のようなマクロ政策も中国経済の流れによって柔軟に調整しなければならないだろう。長い目で見れば「中国の浮上」に続く「中国の変化」という流れに備えなければならない時期だ。その間、韓国経済は中国の浮上に後押しされながら飛躍してきた。もう中国が自ら経済急膨張による副作用を治癒する方向に重心を移している。こうした中国の変化に合わせて、韓国経済の青写真にもう一度手を入れる必要がある。
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