口蹄疫清浄地域だった慶尚南道(キョンサンナムド)でも口蹄疫が疑われるという申告が入った。慶尚南道金海市酒村面(キムヘシ・チュチョンミョン)の養豚農家から口蹄疫の疑いがあるという申告があり、国立獣医科学検疫院に精密検査を依頼したと23日、明らかにした。
慶尚南道によると、該当農家で飼育中の豚は立つことができず、水泡が生じているという。また39頭の子豚が死んだ。これを受け、慶尚南道は農場主ら関係者と家畜の移動を禁止し、緊急防疫に入った。この日夜には半径500メートル以内の農家の豚6500頭余りを予防次元で殺処分した。精密検査の結果は24日午後に出る予定。
22日には国内最大規模の韓牛産地である慶尚北道尚州(キョンサンブクド・サンジュ)でも口蹄疫が発生し、畜産基盤が崩れるのではないかという懸念が強まっている。
特に政府が全国の牛を対象にした一次ワクチン接種をすでに終えたにもかかわらず、口蹄疫が拡散し、これまでの防疫作業には効果がなかったという指摘も出ている。これに対し政府側は「ワクチンを接種した後、およそ14日後に抗体が形成されるだけに、今月末ごろから沈静化するだろう」と明らかにした。
一方、京畿道利川(キョンギド・イチョン)では伝染性が強い鳥インフルエンザが発生した。京畿道(キョンギド)災難安全対策本部は、申告が入っていた利川市雪星面(ソルソンミョン)の農場の鶏について「高病原性鳥インフルエンザと確認された」と23日、明らかにした。この農場は鶏200羽が死んだことを受け、21日に申告した。
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