国産車はエアバッグや車体姿勢制御装置(VDC)などの安全装置を標準搭載している。軽自動車にも運転席・助手席・サイドエアバッグが付いている。今月末に出る起亜(キア)軽自動車「モーニング」は同級では初めてカーテンエアバッグも装着される。現代(ヒョンデ)の新型グレンジャーはひざエアバッグまで含め、エアバッグ9個が標準装備だ。過去には想像もできなかったことだ。
昨年1月のトヨタリコール波紋がきっかけだ。トヨタのリコールは消費者の安全基準を大きく高めた。現代車には輸出仕様と国内仕様を差別するという指摘が相次いでいた。国内自動車5社は安全装置を軽自動車から大型車まで標準搭載する方向へ転換した。トヨタのリコール事態から1年、安全装置の強化など自動車業界の変化を振り返った。
現代・起亜車は昨年3月、米国発トヨタリコール事態の逆風を国内で受けた。米国に輸出した「ツーソンix」に搭載したエアバッグをリコールしてからだ。当時、現代車は「ツーソンix」輸出車には「アドバンスドエアバッグ」(エアバッグ作動時に子どもがケガするのを防ぐため、子どもが座っている場合はセンサーで感知し、衝突事故が発生しても作動させない装置)を搭載していたが、国内向けの車には「一般型エアバッグ」を付けていた。
現代車は国内消費者を差別しているという批判を受けた。その後、国内自動車5社はエアバッグ・後方警報装置などの安全装備を基本搭載することになった。こうした安全装備は大型車から軽自動車にまで広がっている。
トヨタのリコールが韓国消費者に与えた贈り物(2)
トヨタのリコールが韓国消費者に与えた贈り物(3)
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