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日本プロ野球パリーグの東北楽天イーグルスが金炳賢(キム・ビョンヒョン、32)に入団契約の最終オファーを出した。金炳賢はこれを前向きに検討中で、近く最終的に決心すると伝えられた。
楽天の関係者は20日、「金炳賢の代理人を通して球団の最終オファーを伝えた。代理人側は前向きな反応を見せた。契約当事者の金炳賢からOKサインが出れば入団を発表する」と明らかにした。
楽天は金炳賢に高額年俸を提示しなかった。その代わりインセンティブを付けた。金炳賢は金額よりも所属チームと野球ができる環境を望んでいるため、金額は大きな問題にならないとみられる。
楽天の金炳賢獲得作業には2カ月かかった。楽天は昨年11月16日から2日間、日本で金炳賢をテストした。最高球速140キロという結果を日本メディアが報じ、金炳賢の日本進出に関心が傾いた。
金炳賢のメジャーリーグ経歴を高く評価した楽天の星野仙一監督が大きな関心を見せたと伝えられた。適当な抑え投手がいないうえ、星野監督の就任後、意欲的に選手を獲得していただけに、金炳賢の入団の可能性はかなり高いと予想された。
しかし契約は順調に進まなかった。金炳賢が08年にピッツバーグのキャンプに参加して以来、活動経歴がなかったからだ。昨年独立リーグでしばらくプレーしただけでは実戦用としての判定を受けられなかった。楽天は来季からすぐに活躍できる外国人選手を望んだ。
契約の可能性が薄れたが、楽天は最後まで金炳賢カードを捨てなかった。抑え投手不在のため複数の候補を挙げていたが、その一人が金炳賢だった。「金炳賢の経歴と昨年11月に見せた球威を見れば、2011年の後半期を期待できる」という最終評価を下した。
ボールは金炳賢に渡った。金炳賢のある側近は「金額よりも金炳賢は野球をしたがっている。楽天の条件を受け入れる可能性は高いだろう」と伝えた。
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