日本が有人宇宙船の打ち上げと太陽系探査に備えた次世代3段ロケットの開発を検討している。19日付の朝日新聞によると、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は3段ロケット「H3」を次世代ロケットに定め技術的な検討を始めた。主力ロケットのH2A・H2Bなど2段ロケットの基本設計をして30年が過ぎたためだ。2段ロケットを部分的に修正するよりは有人飛行と太陽系探査のような計画に対応できる次世代ロケット開発のほうが効果的という判断からだ。JAXAと三菱重工業の試案によると、H3の1段ロケットはH2Aの2段ロケットと同じ形態のエンジン3基を並列することが検討されている。1基ずつは高出力を出すことができないが安全性が高い。複数のエンジンを並列することにより国際宇宙ステーション(ISS)まで6トンの有人宇宙船を運搬できる性能を備えることになる。1基が故障しても推進力を確保でき、エンジンを2段目にも使えばコストも節減できる。
3段ロケットを利用すれば有人飛行時に3段目のエンジンを発射して失敗した場合にも緊急脱出させられる。静止軌道など通常衛星用には下2段だけ使うこともできる。打ち上げ費用も80億~120億円のH2Aに比べ20~30%節減することができる。
JAXAの立川敬二理事長は13日の記者会見で、「有人ロケット導入のため政府レベルの決定は下されていないが、有人宇宙船研究は継続する」と話した。
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