1990年の韓ロ国交正常化当時、韓国がロシアに提供した借款の償還を武器など現物で受ける事業が再開される。
防衛事業庁の関係者は17日、「昨年10月に張秀万(チャン・スマン)放射事業庁長がロシアを訪問し、‘韓ロ協力プログラム’に署名した」とし「ロシア側からムレナ型エアクッション揚陸艇、ロシア製戦車、装甲車用熱映像照準機など武器だけでなく、先端武器技術の移転も受けることにした」と述べた。
この関係者は「韓ロ両国は07年12月、「韓ロ軍事技術協力事業の了解覚書(MOU)に署名した後、こうした協力事業を進行してきた」とし「今後5-6年間続く長期プロジェクトとして推進されるだろう」と明らかにした。また「政府は07年末からこの事業の名前を‘韓ロ軍事技術協力事業’として、技術移転協力事業として質的な転換を推進してきた」と説明した。
この事業は、対ロシア経済協力借款14億7000万ドルの償還を現物で受けることにし、95年から推進してきたロシア武器導入事業。95-98年の1次事業でT-80U戦車、BMP-3装甲車、携帯用対戦車誘導弾METIS-M、携帯用対空ミサイル(IGLA)を、02-06年の2次事業でT-80U、BMP-3、ムレナ型エアクッション揚陸艇、Il-103航空機、KA-32Aヘリを導入した。
しかし同事業で導入されたロシア製武器の部品が数年間きちんと供給されず、韓国の武器運用体系に問題が発生したりもした。ロシア側はその間、1・2次事業で7億4000万ドルを償還、現在7億3000万ドルが未償還で残っている。
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