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21世紀で2番目の10年が始まるとともに世界秩序を決める世紀の対話が開かれる。オバマ米大統領と胡錦涛中国国家主席が19日にワシントンで首脳会談を行う。
1971年に両国のピンポン外交で関係改善が始まってから40年目となる。しかし40年前の中国ではない。世界経済2位に成長した中国は9000億ドルを超える米国債を保有している。米国に対する世界最大の債権国だ。胡主席に遂行する企業関係者は500人に達する。国際外交・安保に占める割合もこれに劣らない。中国はすでに冷戦時代に世界を二分した過去のソ連に次ぐG2(主要2カ国)に浮上した。
その位置づけに合わせようとする米国の儀式は破格の連続だ。18日午後にワシントン近郊のアンドリュー空軍基地に到着する胡主席を出迎えるのはバイデン米副大統領夫妻だ。19日の公式晩さん会に先立ちオバマ大統領はホワイトハウスの「オールドファミリーダイニングルーム」で晩餐を準備中だとドニロン国家安保補佐官が14日に明らかにした。私的な場所での非公開国賓晩さん会はオバマ政権発足後初めてだ。
70年代に対中外交を担当したブレジンスキー前国家安保補佐官は、「79年のトウ小平訪米後最も重要な両国の出会いだ」と評価した。オバマ・胡錦涛会談が世界史の流れを変えるまた別の外交イベントになるだろうという話だ。79年に当時のトウ小平共産党副主席はワシントンで当時のカーター大統領に会った後、米国との敵対関係を振り払った。これに力を得て改革・開放の道に進んだ。
北朝鮮の核を含む韓半島問題は冷戦真っ最中だった79年も脱冷戦の2011年も変らず核心議題だ。米国は北朝鮮の同盟国である中国の積極的な役割を注文する。世界経済不況克服とテロリズム・気候変動などのグローバルイシューも同様だ。中国が国際社会のリーダーとして責任を全うしなければなければならないと手を差し出す。しかし崔天凱中国外務次官は14日、「今回の会談は世界最大の開発途上国(中国)と世界最大の先進国(米国)の首脳の出会い」と話した。槍を持った米国と盾を握った中国の妥協点は国際秩序の方向舵となる。
昨年両国は北朝鮮の挑発に対する意見相違、中国の軍事力増強と人民元切り上げ問題で争った。2011年は南北と米中ロの権力移動を1年控えた暴風前夜の時期だ。世界の注目が胡錦涛の堂々とした訪米の足取りに集まっている。
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