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口蹄疫、“マジノ線”洪城まで拡散?

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
全国の市・郡のうち牛・豚類の飼育頭数が最も多い忠清南道洪城郡(チュンチョンナムド・ホンソングン)でも、口蹄疫が疑われるという申告があった。また政府は口蹄疫予防接種地域を全羅(チョンラ)道と慶尚南道(キョンサンナムド)を含む全国に拡大することにした。

忠清南道によると、この日午後、洪城郡金馬面(クムマミョン)の韓牛農家が「牛1頭がよだれを垂らし、飼料をあまり食べない」と防疫当局に申告した。この農場には牛32頭がいる。道は国立獣医科学検疫院に精密検査を依頼し、農場周辺に移動制限措置を取った。結果は13日午前に出る。洪城郡の豚飼育頭数は約48万頭で、全国の市・郡のうち最も多い。牛(6万6000頭)は3-4位規模。

建国(コングク)大獣医学科の李重馥(イ・チュンボク)教授は「洪城は全羅北道益山(イクサン)・金堤(キムジェ)などと飼料・種豚・獣医の交流が活発に行われている。口蹄疫防疫のマジノ線と見なされる洪城に広がったとすれば、全羅南北道まで急激に広がるだろう」と述べた。殺処分規模が300万頭を超えるかもしれないというという懸念だ。


政府もこの日、李明博(イ・ミョンバク)大統領の主宰で口蹄疫緊急対策会議を開き、全国的なワクチン接種を決めた。孟亨奎(メン・ヒョンギュ)行政安全部長官は「先制的なワクチン接種を通して口蹄疫の拡散を防げるだろう。予防ワクチンはすでに確保した1100万頭分のほか、追加分を速かに確保することにした」と明らかにした。

この日、韓国科学技術団体総連合会が主催した「口蹄疫の現況と対策」緊急政策討論会で、ソウル大獣医大の蔡贊熙(チェ・チャンヒ)教授は「慶尚北道安東(アンドン)で最初に口蹄疫の疑いの申告があった時、獣医科学検疫院に依頼し、精密診断をしていれば、5-7日ほど早く口蹄疫を確認して対処できたはずだ」と指摘した。

李栄純(イ・ヨンスン)元食品医薬品安全庁長は「政府が口蹄疫が疑われる可検物を獣医科学検疫院に依頼するように地方自治体に要請したが、守られなかった」と批判した。



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