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先端手術用ロボット保有台数世界3位“メディカルコリア”の明暗(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
ロボット手術が脚光を浴びる理由はこうだ。翰林(ハンリム)大江南(カンナム)聖心病院のイ・ヨング教授(泌尿器科)は「10倍以上拡大した3次元映像を見ながら、他の方法よりも精密に手術ができる」とし「出血が少なく、傷あとがほとんど残らず、回復が早いという長所がある」と説明した。

病院の先制的な投資が‘メディカルコリア’に寄与する面もある。韓国は日本を抜いてアジア最高になった。国立がんセンターのキム・ヨンウ胃がんセンター長は「20年前までは‘費用がかかり利点がない’と批判された腹腔鏡手術法が胆石手術標準になったように、ロボット手術も進化している」と話した。

しかし保健研がロボット手術関連の国内外研究資料171件を分析した結果、この手術法の優秀性を立証する研究は見つからなかった。ダビンチ手術を初めて導入したセブランス病院泌尿器科のヤン・スンチョル教授は最近、ある討論会で、「ロボット手術が従来の手術よりもよいという根拠は見いだせず、短所が多い」と述べた。ヤン教授は今はロボット手術をしていない。この手術を受ける場合、700万-2000万ウォンかかる。従来の手術に比べて2-8倍高い。


会社員のチェ・ジミョンさん(29、仮名)は昨年、ソウル江南のある大学病院で甲状腺がんのロボット手術を受けた。医師に「内視鏡手術より傷あと・感染・痛みがはるかに少ない」と説明され、勧められたからだ。チェさんは「内視鏡で手術を受けた友人と比べても傷あとは小さくない。300万ウォン程度で済む手術に800万ウォンかかった」と語った。

ソウル大病院のある外科医師は「ロボット手術は、前立腺がんや膀胱がんのように腹部を開いても骨盤のためによく見えないという問題点を解決する長所がある」とし「しかし一般手術法で問題がない胃がんや甲状腺がんにまで適用するのは問題」と指摘した。

漢陽(ハンヤン)大病院神経外科のキム・ヨンス教授は「国内研究陣が手術用ロボットを開発中だが、商用化の時期を操り上げれば手術費問題などを解決できるだろう」と話した。

◇ロボット手術=医師の手の代わりにロボットアームが手術をする。ロボットアームは太さが5-8ミリで、人の手が届きにくい部位や骨に隠れて見えにくい部位を手術するのに適している。体に5-6点の穴を開けて、ロボットアーム3本とカメラを入れて手術を行う。カメラの映像を見ながら医師が操縦桿を操作すればロボットアームが手術をする。ロボットは米国の会社が独占生産している。



先端手術用ロボット保有台数世界3位“メディカルコリア”の明暗(1)

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