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「韓国には良い選手がとても多い。韓国がうらやましい」。‘人民ルーニー’鄭大世(チョン・テセ、27、ボーフム)の率直な心情だ。
鄭大世は12日(日本時間)、カタール・ドーハのカタールスポーツクラブスタジアムで行われたアラブ首長国連邦(UAE)とのアジアカップD組第1戦を終えた後、「韓国がうらやましい」と語った。「攻撃力ある選手がとても多い」ということだ。
鄭大世がこのように話した理由はUAE戦に見いだせる。この日、洪映早(ホン・ヨンジョ、29、ロストフ)とツートップで出場した鄭大世は前半7分、PKを得るなど瞬間的に活躍した。しかしそこまでだった。その後、鄭大世はこれといったチャンスをつかめなかった。
「FWとして決定的なチャンスを何度も逃した。引き分けの責任は自分にある」と話したが、この日、中盤から鄭大世につながるパスはほとんど見られなかった。中央MFの安英学(アン・ヨンハク、31、柏レイソル)と梁勇基(リャン・ヨンギ、29、ペガルタ仙台)は守備に忙しく、両サイドから鄭大世に入ってくるクロスはほとんどなかった。鄭大世は試合の流れを引き寄せられず、後半、何度もいら立ちを見せた。
奇誠庸(キ・ソンヨン)、具滋哲(ク・ジャチョル)、李青竜(イ・チョンヨン)、朴智星(パク・チソン)らストライカーの動きに合わせてパスを送り込むMFを多数保有する韓国をうらやましく感じるしかなかったのだ。
前日の韓国-バーレーン戦を見たという鄭大世は「(韓国は)攻撃陣がよく、守備も良かった。試合を見ていて楽しかった」と所感を語った。
それなら、鄭大世は北朝鮮代表を選択したことを後悔しているのだろうか。鄭大世は「おそらく私が韓国代表所属なら、ベスト11に入れなかっただろう」と、‘No’に近い返事をした。
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