|
趙広来(チョ・グァンレ)サッカー代表チーム監督の右サイドバックの悩みは終わったようだ。アジアカップ最初の試合となるバーレーン戦に出場する右サイドバックとして車ドゥリ(チャ・ドゥリ、31・セルティック)を指名した。
趙監督は9日(韓国時間)、カタールのアル・ワクラスタジアムで行われたサッカー代表チームのトレーニングで、車ドゥリをレギュラーの右サイドバックとして点検した。車ドゥリは李栄杓(イ・ヨンピョ、34、アル・ヒルラル)、李正秀(イ・ジョンス、31、アル・サッド)、郭泰輝(クァク・テフィ、30、京都サンガ)とフォーバックで息を合わせた。
当初予想とは違う決定だ。趙監督は4日にアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで行われた現地プロチームのアルジャジーラとの親善試合で、趙容亨(チョ・ヨンヒョン、28、アル・ラーヤン)を右ディフェンス選手としてテストした後、「李青竜(イ・チョンヨン)の守備の負担を減らせる良いカードだ。賢いプレーが際立って見えた」として趙容亨をアジアカップで右ディフェンスとして起用すると意向を明らかにした。カタール到着後に行われた8日のトレーニングでもレギュラーチームの右ディフェンスは趙容亨だった。
バーレーン戦を2日前にした状況で趙監督が考えを変えた理由は何だろうか。9日に行われた中国とクウェートのA組の試合が趙監督の判断に大きな影響を与えた。中国はダークホースとされるクウェートを2対0で制圧したが、スピードと強力な肉弾戦が勝利の秘けつだった。
代表チーム関係者は、「監督が中国の肉弾戦でクウェートの個人プレーを無力化させるのを参考にしたようだ。バーレーンもクウェートと同じ中東チームであるだけに、中国の戦術を参考にする必要があるように思われる。どうしてもスピードと体のぶつかり合いならば、趙容亨よりもチャ・ドゥリのほうが良くないか」と話している。
この記事を読んで…