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李健煕会長「三星を代表する製品、10年以内に消える」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

三星電子の李健煕会長が3日、ソウル新羅ホテルで開かれた三星グループ新年祝賀会場へ向かっている。



三星(サムスン)電子の李健煕(イ・ゴンヒ)会長は3日、「今後10年は100年に進む挑戦の時期になるだろう」と述べた。ソウル獎忠洞(チャンチュンドン)新羅(シンラ)ホテルで開かれた三星新年祝賀会でだ。

李会長は「メッセージ経営」で有名な企業家だ。これまで李会長が投じたトピックは韓国企業、さらに韓国経済の深い悩みを反映してきた。李会長が新年祝賀会に出席したのは07年以来4年ぶり。


1993年に「新経営」を宣言しながら出した「妻と子を除いてすべてを変えろ」というスローガンは革新スローガンとして広く知られた。技術優位の日本と価格競争力を前面に出した中国の間で韓国企業が直面した現実を冷静に分析した「サンドイッチ論」(2007年)も反響を呼んだ。

中でも一年間の経営のキーワードが込められている新年の言葉は白眉といえる。格別に力を注ぐ。三星の関係者は李会長の新年の言葉について、「短くて1カ月、長ければ2カ月ほど準備した三星経営の結晶体」と説明した。グループコントロールタワーである未来戦略室の主要部署はもちろん、三星経済研究所がアジェンダの選定、言葉の整理に関与する。

今年の新年の言葉の核心は、新たな10年に備えた「創造経営」だ。李会長は「このためにはまず事業構造がうまく循環しなければならない」とし「いま三星を代表している大部分の事業と製品は10年以内に消え、その空白を新しい事業と製品で埋める必要がある」と述べた。100年に向けた10年の準備の創造経営を強調したのだ。

李会長は昨年3月の経営復帰後、「次の10年」を繰り返し話してきた。この日、行事場所で記者と会った李会長は「今年は(新しい10年を迎える)最初の年になる。最初の新年にふさわしく、いつよりも熱心に、さらに深く、さらに広く進まなければならない」と述べた。

超一流企業を目指す三星グループのオーナー経営者がこのように危機意識を強調するのには理由がある。ソウル大消費者経営学科の金蘭都(キム・ナンド)教授は「グローバル企業経営で今後10年は過去の20年よりも速くなるだろう」とし「1-2年前まで世界的な成功モデルに選ばれたノキアや任天堂が苦戦しているのを見ると、李会長の危機意識は決して誇張ではない」と述べた。



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