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「朝中親善深まる」北朝鮮、新年社説で「金正日訪中」言及

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
今年の北朝鮮の新年共同社説は計1万3229字で、2000年代に入って最も長い。金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の執権初年度だった1995年以降の共同社説では3番目だ。

今年より量が多かった96年(1万3504字)、97年(1万3470字)はいわゆる「苦難の行軍」時期だった。困難克服のために述べるべき言葉が多くなったと考えられる。

今年の社説が長いのは、北朝鮮が強盛大国の門を開くと提示した2012年を控えてやるべきことが多いという点を傍証している、という指摘だ。


新年共同社説は「わが党の思想は攻撃思想であり、党の革命方式も攻撃方式だ」「無敵必勝の軍力を世界の面前ではっきりと見せた」と昨年を自評した。これは対内事業を攻勢的に推進したとという点とともに、天安(チョンアン)艦爆沈、延坪島(ヨンピョンド)攻撃も暗示していると分析される。

後継問題に対する公式言及はない。ただ、間接的な表現が登場し、関心を引く。「現時期、われわれの党建設と活動は、党代表者会の精神を出発点として展開し、一貫していくべきだ」と強調した部分だ。

昨年9月の党代表者会で金正恩(キム・ジョンウン)は党中央軍事委副委員長に任命され、事実上、後継者として公式化された。北朝鮮が金正恩の功績として取り上げているCNC(Conputerized Numerical Control=コンピューター数値制御装置)を昨年に続いて強調した点も、こうした雰囲気と無関係ではないようだ。特に「CNC技術の覇権を握った経験に土台に、あらゆる分野で世界が到達した科学技術水準を最短期間内に超えなければならない」と明らかにした。

軽工業製品は「どこに出しても遜色がない世界的な競争力を持った製品を生産する必要がある」と強調した。「CNC技術の覇権」「世界的な技術力」などの言葉は、住民に自信を吹き込みながら努力を傾けるというものとみられる。

新年共同社説が昨年の金正日の二度の訪中に触れた点も興味深い。社説は「(金正日の)二度の中国訪問は、伝統的な朝中親善関係を新たな段階に高め、われわれの革命の有利な環境を用意した歴史的な旅だった」と評価した。昨年、二度の対南挑発による国際社会の対北朝鮮制裁の中で、中国の外交的・経済的支援が重要だったという点を表しているようだ。



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