＜２＞対外関係　

新年共同社説で対外関係に関する言及は少なかった。「北東アジアの平和と朝鮮半島の非核化を実現しようとする立場、意志に変わりはない。自主・平和・親善理念の下でわれわれに友好的に対する国と親善協力関係を発展させる」がほとんどすべてだ。

対外関係改善の意志を明らかにしながらも、米国については取り上げることもなかった。昨年「韓半島平和の根本問題は朝米社会敵対関係を終息させること」とし、米国との平和協定締結の立場を積極的に提起したのとは異なる雰囲気だ。北朝鮮首脳部が１９日にワシントンで開かれる米中首脳会談を計算に入れているということだ。


外交消息筋は「北朝鮮の天安艦・延坪島挑発とウラン濃縮施設公開後、米中間で北核リスクを緩和すべきという共感が形成されているだけに、北朝鮮はその結果に注視している」と伝えた。李明博大統領が昨年１２月２９日、「６カ国協議を通した北核廃棄とその中での韓国の役割」を強調したのも、米中首脳会談後の情勢変化の可能性を念頭に置いているためという分析だ。

政府関係者は「北朝鮮の挑発中断の兆しは明確に表れており、韓・米・日・中・ロが６カ国協議再開条件に共感すれば、南北対話をはじめとする複数の対話および６カ国協議が並行して開かれる可能性もなくはない」と述べた。



北朝鮮の新年共同社説に見る金正日の２０１１選択は＜１＞対南関係

北朝鮮の新年共同社説に見る金正日の２０１１選択は＜３＞対内問題

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