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三星電子、東芝の提携の話を断った理由は?(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
年間売上高150兆ウォン(約11兆円)。世界最大電子企業、三星(サムスン)電子の‘成功遺伝子(DNA)’は何か。

自ら「挑戦」と「創造」と明らかにした。 昨年11月、創立40周年を迎えて刊行作業を行った三星電子の40年社史でだ。 最近、大学や一般図書館などに配布されたこの冊子には、1969年の会社設立から昨年までの隠れた「名場面」と故李秉喆(イ・ビョンチョル)会長、李健熙(イ・ゴンヒ)会長の経営哲学が溶け込んでいる。

◇初めて公開されるエピソード=社史は「挑戦と創造の歴史」「挑戦と創造の遺産」の2冊で構成されている。 ここには▽世界1位になったメモリー半導体▽携帯電話で築いた「エニーコール」神話▽テレビ名品「ボルドー」ブランドの誕生にまつわる話など、40余りの場面が短編小説のように収録されている。 執筆には補助作家ら12人の作家が動員された。


 三星電子の挑戦を雄弁するエピソードは01年8月の「ざくろ会同」。 当時、NAND型フラッシュ世界最大企業の東芝から提携の話を受け入れるかどうかをめぐり、李健熙会長、尹鍾竜(ユン・ジョンヨン)副会長、李潤雨(イ・ユンウ)半導体総括社長、李鶴洙(イ・ハクス)構造調整本部長、黄昌圭(ファン・チャンギュ)メモリー事業部長らが東京の料理店「ざくろ」に集まって話し合った。 「もう少し頑張れば追いつける」。最高経営陣の判断に基づいて李会長が決断した。 李会長は「目の前の脂っこい食べ物ばかり食べた太った猫はネズミを捕まえられない」と言いながら、役職員を激励した。 その後、市場が縮小し、危機を迎えたが、三星電子は台湾パソコン企業などにNAND型フラッシュが入ったUSBメモリーを製造して販売することを提案し、大成功した。 これを契機に02年、東芝を抜いて市場1位になった。

ハードウェア(HW)競争に集中した90年代序盤、創意性あるソフトウェア(SW)人材を採用するために、会社の人事チームが活発に動いたことがある。 91年にロシアを訪問中だった李会長は、コンピューター事業部に電話をかけ、「コンピューターの天才たち、特にソフトウェア人材を選んできてほしい」と指示した。 人事チームは7大学の学生が集まった全国コンピューターサークル連合というサークルを探し出し、学生たちに1年間活動する空間を準備した。 しかしいざ職員として採用しようとしたところ、ほとんど全員、良くない成績が引っかかった。 面接だけでまた採用手続きを踏んだが、これも点数が低調だったため、すべての審査を白紙に戻し、コンピューターの実力だけで採用した。 三星電子の関係者は「創意的な人材を探すという執念が制度の破壊まで招いた」と回顧した。



三星電子、東芝の提携の話を断った理由は?(2)

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