|
総合株価指数のコスピ指数が2050pを超えて2010年を締めくくった。30日のコスピ指数は前日比7.51p(0.4%)高の2051pで取引を終えた。これは今年の最高値で、07年11月6日の2054.24p以来3年2カ月ぶりの高値水準。
今年のコスピ指数は中国の緊縮、南欧財政危機、北朝鮮の挑発にもかかわらず上昇傾向を維持した。昨年末に比べ21.9%値上がりした。こうした上昇率はモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)の国家別指数が存在する世界45カ国のうち11番目に高い。世界で最も指数が大きく上昇した国はペルー(63.6%)だった。
上昇の原動力は上場企業の実績改善、年金基金・外国人買いだった。上場企業の今年の当期純利益は前年比50%増と推定される。またファンド解約などで資産運用会社が今年19兆6600億ウォンを売り越した中、外国人は22兆6800億ウォン、年金基金は9兆2300億ウォンの買い越しとなった。さらに昨年19兆9000億ウォンだったラップアカウント契約高は今年10月末現在33兆5000億ウォンに増えた。
有価証券とコスダック市場を合わせた時価総額は1231兆ウォンで、前年比260兆ウォン増えた。これで韓国は時価総額が国内総生産(GDP)より大きい世界8カ国の一つになった。国際通貨基金(IMF)と韓国銀行(韓銀)が予想する今年の韓国のGDPは約1100兆ウォン。時価総額がGDPより大きい国はスイス・英国など。
ウォン・ドル為替レートは年初に比べ20ウォンのウォン高ドル安となる1ドル=1134.8ウォンで取引を終えた。外国為替当局は「年初に予想した年末の為替レート1ドル=1050ウォンに比べると、ウォン高ドル安はそれほど進まなかった」と評価した。今年は1ドル=1154.8ウォン(1月4日)で始まり、国際格付け機関ムーディーズが韓国国債を格上げした後の4月27日には1ドル=1104ウォンまでウォン高ドル安が進んだ。しかし天安(チョンアン)艦調査結果が発表された後、南北間の緊張が高まり、5月26日には1ドル=1253.3ウォンまでウォン安が値下がりした。
【今日のイチオシ記事】
・北朝鮮、特殊部隊20万人…後方侵入狙う
・カダフィ大佐「韓国企業が完成したリビア大水路は人類の8大不思議」
・50代の日本人韓流ファン失踪1年のミステリー
・少女時代、日本脱出大作戦?
・キャビア好きの金正日が特別指示…北朝鮮は今チョウザメ養殖中
この記事を読んで…