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中国は独自の軍事情報システムのため北斗の構築に拍車を加えている。現代戦を遂行するための先端武器やミサイルなどの運用を戦略的ライバルである米国のGPSに依存できないからだ。中国は北斗システムの運用範囲を全世界に拡大するという目標の下、2020年までに5基の静止衛星と30基の軌道衛星など計35基の衛星を打ち上げるという構想だ。
中国航空技術研究院のパンズハオ研究員は「北斗システムが完成すれば、中国はGPS市場で莫大な経済的利益を得ることになるだろう」と展望した。現在、世界で2億人以上が利用するGPSは毎年1200億ドル以上の収益を生んでいる。
今年、月探査衛星を打ち上げた中国は、来年には火星探査用衛星も打ち上げる。中国はロシアとの技術提携で開発した最初の火星探査では、「蛍火1号」をロシアのロケットに搭載して打ち上げる予定だ。中国は宇宙船製作技術開発に力を注ぎ、2013年からは独自の技術で火星探査を行う計画という。
月探査衛星設計・指揮総責任者を務める中国科学院の葉培建院士は「中国は月探査衛星を開発し、宇宙飛行のための核心技術を確保した」と明らかにした。中国は10月、嫦娥2号を打ち上げ、月着陸のための予備調査に入った。
中国の宇宙開発構想はブラックホールや太陽探査にまで向かっている。中国は今年、ブラックホールを探査するために独自開発したX線望遠鏡を搭載した衛星を打ち上げた。2012年には太陽観測衛星「誇父1号」を打ち上げるため、観測技術の開発に心血を注いでいる。
中国「宇宙船・人工衛星、来年20基打ち上げ」(1)
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