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米国の北東アジア地域への空母追加配置をめぐり、米中間の力比べが激しく展開されている。 ワシントンタイムズ電子版は27日、中国軍が米空母を撃沈できる中距離対艦弾道ミサイル「東風-21D」(DF-21D)を配備し始めた、と報じた。
DF-21Dは中国が世界で初めて開発した対艦弾道ミサイル(ASBM)で、子爆弾がいくつか分離し、甲板に食い込んで爆発すると知られている。 弾道ミサイルで動く艦艇を攻撃するには、航空・海上センサーおよびナビゲーションシステムと精密誘導技術が必要だ。 その間、中国の対艦弾道ミサイル開発が伝えられる中、西側軍事専門家らは「DF-21Dの開発が完了すれば、米空母が西海(ソヘ、黄海)に入るのが難しくなる」と予想してきた。 弾道ミサイルは落下速度が速く、迎撃が難しいからだ。
これに先立ち中国メディアは26日、「米国が西太平洋地域の空母を3隻に増やしている」とし、強い警戒心を表した。 人民日報の姉妹紙・環球時報は26日、「サンディエゴ港を出発したカールビンソンが西太平洋に移動中」と伝えた。 また同紙は「ロナルドレーガン」までも西太平洋に派遣されると報じ、「北朝鮮に対する米国と韓国の強硬姿勢が変わらない中、世界の人々は韓半島情勢がどうなるか憂慮している」と伝えた。
中国国営新華社通信は米CNNなどを引用し、「すでに日本に配置されたジョージワシントンとグアムに到着したばかりのカールビンソンに続き、西太平洋地域の米空母が3隻に増えた」と報道した。 新華社通信は「韓国が限りなく軍事訓練を続け、米国は北朝鮮に圧力を加えるなど、両国は韓半島の緊張緩和に全く誠意を見せていない」とし「米国の3隻の空母が北東アジアに出現することは、間違いなくこの地域の緊張をさらに高める」と批判した。
中国、反航母艦「三剣客」で米空母に挑戦状(2)
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