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法政大学4年の設楽英広さん(23、東京葛飾区居住)はフェイスブック設立者のマーク・ザッカーバーグを憧れの人物に選んだ。 インターネットコミュニティーを通して軍事力や外交力など従来の力の概念、人と国の概念を変えたためだと話した。 設楽さんは最近、幸せだという。 今年付き合い始めた恋人といれば、世界の誰もうらやましくない。
大学国際政治学科で開発援助を専攻した設楽さんはコンサルティング会社アチーブメントのインターンを経て、来年春の同社入社が確定している。 設楽さんは「韓日中の若い世代が過去から抜け出して、未来志向的な姿勢を持てばいい」と語った。
--今年最も記憶に残っていることは。
「国内では尖閣諸島問題、海外ではウィキリークス事件だ。 ウィキリークス事件は本当に衝撃的だった。 インターネットの恐怖・危険性を痛感した。 (暴露に対する)賛否論議も激しかった。 難しい問題だ」
--この1年間、最も大変だったこと、達成感を感じたことを一つずつ選んでほしい。
「就職が最も大変だった。 不景気のため企業の新入社員採用が大きく減った。 富士登山は生涯忘れられない。 3776メートルの頂上まで上がった。 最も高いところに立ってみたかった。 大学時代に北海道を40日間野宿しながら自転車で一周した経験もよい思い出だ」
--日本社会の最も大きな問題は。
「教育だ。 日本が生き残るためには人材が重要だが、公教育が十分に機能していない。 それが最大の危機だ」
--東アジア周辺国に対する日本国内の情緒は。
「韓中に関する日本の否定的なメディア報道に世論がついていく傾向がある。 日本は原爆が投下された国だ。戦後は憲法9条のため外交的に日本が国際社会に貢献するのには限界があるという言葉もある。 しかし軍事的なものではなくても、日本が国際社会に貢献できるポジションを確保しなければならないと思う」
--韓中の若者に言いたいことは。
「韓国や中国の人に会ってみると、すぐに親しくなる。 ところが国単位になると葛藤も生じて意見の隔たりも大きい。 過去の歴史問題もあり、日本が悪いこともしたが、私たちの世代は未来志向的に考えることができればいい」
--韓国に行ったことはあるか。
「2年前、国際ボランティアサークルに参加し、ソウル大学の学生たちと一緒に漢江(ハンガン)の清掃をしたことがある。 中国の四川でもボランティア活動をした。 韓国も中国も実際に行ってみるまで特別な思いはなかったが、現地の人に会ってみると親近感を感じた」
--韓国と聞いて思い浮かぶことは。
「キムチ。 韓国と日本は言葉が違うだけで、他のことはそれほど変わらない。 母は冬のソナタやチャングムなど韓国ドラマを楽しんでいる。 私もその影響でチャングムを全部見た」
--将来の夢は。
「お金はあるのに不幸な人が多い。 そういう人たちの心を満たせる事業をしたい。 心理学・脳工学などを活用して個人の人生をコンサルティングする事業などだ」
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