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BRICs投資ファンドの成績、日米投資より低調

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)は昨年以降、世界の投資資金を吸い込む‘ブラックホール’だった。しかしこれらの地域に分散投資するファンドの成績は低調だ。規模の大きい中国とブラジルの株式市場が伸び悩んだからだ。新興国に集中していた資金がまた先進国の株式市場をノックしている。

21日のフィナンシャルタイムズ(FT)によると、年初から今月20日までFTSE(フィナンシャル・タイムズ・ストック・エクスチェンジ)BRICs50指数はドル基準で3%の上昇にとどまった。これは米国(11.6%)・日本(9.6%)・ドイツ(5.1%)・英国(5.5%)など先進国指数の上昇率を下回る成績だ。

ロシア(49%)とインド(14.8%)が優れた実績を出したが、中国(3.3%)・ブラジル(-0.9%)が平均収益率を引き下げた。このためBRICs指数に沿って動くファンドの投資実績も先進国投資ファンドを下回っている。


こうした「成長と収益が別々」という現象について、ソシエテジェネラル(SG)の投資戦略担当は「成長に対する期待がすでに株価に反映されているため」と説明した。「明るい成長見通しは必ずしも投資の成功を保証するものではない」ということだ。

BRICsの比重が半分ほどのMSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)新興市場指数の上昇率は12.7%で、まだ善戦したほうだ。アルゼンチン・ペルーなどが堅調だったからだ。

ヨーロッパは二極化が進んだ。財政危機の拡散でギリシャ(-43.8%)・アイルランド(-21.5%)・スペイン(-25.6%)が極度に振るわなかった半面、相対的に財政が堅実なデンマーク・スウェーデンなどスカンジナビア国家の収益率は30%に迫った。



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