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朴智星(パク・チソン)の爆弾宣言に大韓サッカー協会とスポンサー企業が混乱している。サッカー協会は朴智星の引退宣言の真偽を確認すると同時に、対策の準備に忙しくなった。趙重衍(チョ・ジュンヨン)サッカー協会会長は朴智星に直接会って説得する準備をしている。
趙会長は17日、「アジアカップ中にカタール現地で朴智星に会い、どういう考えなのか聞いてみたい。朴智星がいま引退するというのは非常に残念なことだ」と明らかにした。
サッカー協会は趙会長の就任後、収益増大に力を注いでいる。中でも韓国代表Aマッチの入場料収入と中継権料は主要収入源となっている。欧州組、特に朴智星が出場するかどうかで収入に大きな差が出る。朴智星が引退した場合、サッカー協会はしばらくAマッチ収入の減少を甘受しなければならない。
朴智星を後援するナイキ側は突然‘爆弾’を浴びたも同然だ。07年に朴智星と再契約したナイキは毎年10億ウォン(約7500万円)を朴智星に支払っている。契約期間は2019年までの12年間だ。朴智星の引退後まで長期契約を結び、ライバル企業の介入の余地を封鎖した。突然の引退宣言は朴智星を活用したナイキのマーケティング戦略に大きな障害として作用するのは明らかだ。
ナイキの関係者は「突然のことに驚いている。本当に引退するのか事態の推移を見守る」と明らかにした。
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