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米国が提案した「韓米日軍事訓練」の背景(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
◇中国の軍事力

中国は東北3省と海岸に沿って空軍とミサイル戦力を着実に増やしてきた。遼寧省瀋陽にある第2砲兵(ミサイル部隊)51基地司令部下に旅団級ミサイル部隊が遼寧省錦州、吉林省通化、山東省莱蕪に配備されている。

これら基地の主戦力は「東風(DF)」弾道ミサイル。特に山東省莱蕪822旅団には射程距離600キロのDF-15 400機が配備され、烏山(オサン)と群山(クンサン)の米空軍基地をターゲットにしている。DF-21C弾道ミサイルは射程距離が1800キロで、韓半島全域はもちろん、日本の沖縄米軍基地まで攻撃できる。これらミサイルは円公算誤差(CEP)が50メートルで、非常に精密だ。そのほか、グアムを射程距離とするDF-25、世界どこでも到達できる大陸間弾道ミサイル(ICBM)DF-31Aもある。


9月14日に中国インターネットサイト東方網は中国第2砲兵が米空母に備えて「母艦キラーミサイル」と呼ばれる長剣-10巡航ミサイル50-250基を配備したと報じた。このミサイルは射程距離が1100キロ。韓半島全体が射程圏内に含まれる。また中国は世界で初めて地上から空母を攻撃(ASBM)する弾道ミサイルDF-21Dを開発している。ミサイル開発が完了すれば、有事の際、米空母が西海(ソヘ、黄海)に入るのが難しくなる。

艦対艦ミサイル「鷹撃-62、83」も脅威だ。軍艦、爆撃機、海岸から発射できるこのミサイルは低空飛行し、飛行路線をいつでも変更できるため、レーダーでとらえにくい。射程距離300キロのこのミサイルは弾頭の重さが300キロで、空母など大型軍艦攻撃用だ。数基を同時に発射すれば、母艦の防空システムをかく乱できる。一発が命中するだけでも致命的な損傷を与える。

報告書は中国の人工衛星攻撃シナリオも提起した。中国は07年、四川省西昌宇宙センターで中距離ミサイルを発射し、軌道850キロ上空にある幅1.5メートルの衛星を正確に破壊した。この時に使われたミサイルがSC-19だ。



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