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15日、北朝鮮の砲撃など非常状況を想定した民防衛訓練が行われた。全国民を対象にした訓練は1975年に民防衛基本法が制定されて以来初めてだった。
この日午後2時、ソウル光化門(クァンファンムン)広場。「ウーン」というサイレンの音とともに空襲警報が発令されると、2分間ほどで広場付近の交差点ががらんと空いた。警察が車道に出て、安全棒で車を停止させた。ほとんどの車は道端に止まった。一部の車は停止指示を無視して通過しようとしたが、警察に止められた。
消防防災庁はこの日の訓練では車の利用者も地下道などの退避所に避難させるという方針を立てた。しかしほとんどの運転手は車から降りなかった。空襲警報が終わるまで車に乗っていた。
2時の乙支路(ウルチロ)2街のロータリー。サイレンと同時にすべての信号灯が止まり、赤色の非常灯だけが点滅した。往復8車線の道路を埋めた車が同時に止まった。
警察と黄色いジャンバーを着た民防衛隊員が道路に出て叫んだ。「民防空訓練です。建物に入ってください」。しかし一部の通行人は歩道の隅に立ったまま訓練が終わるのを待った。ある市内バスの運転手はバスの外に出てたばこを吸った。
クイック配達サービスの運転手は車道に立ったまま顧客に電話をかけた。「いま民防衛訓練のために止まってます。もうすぐ出発します」。ホ・ジェフンさん(46)は「クイック配達でこのようにストップするのは初めて」と話した。
北の挑発に備えて民防衛訓練を実施したが…車に乗ったまま見物(2)
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