中国が１０年前に盗掘された吉林省集安市の高句麗（コグリョ）の古墳壁画が韓国にあるとし、韓国当局に返還協力を正式に要請した。

文化財庁は中国国家文物局の単霽翔局長が最近李健茂（イ・ゴンム）文化財庁長宛に書信を送り、盗掘された古墳に対する協力を要請したと１５日に明らかにした。中国側は書簡を通じ、「２０００年に集安市の高句麗古墳群１号墳３室から盗掘された古墳壁画数点が韓国へ渡り、逮捕された犯人３人がそうした共通の陳述をした」と明示した。それと合わせ「文化遺産が本来の姿を取り戻せるよう韓国政府の協力を希望する」と記したという。

文化財庁は盗掘された壁画が実際に韓国に搬入されたのかどうかについての司法当局の捜査に協力し、国際協約と国内法手続きによって適切に措置すると考えだ。


文化財庁の厳承鎔（オム・スンヨン）文化政策局長は、「２００５年に国際交流課長だった当時も中国側代表が私席でそのような話をした。最近ＭＢＣ『ＰＤ手帳』が、壁画が韓国にあるという内容の放送をしたことを契機に中国が公文書を送ったものと把握している」と話した。

厳局長は、「中国の書簡を受け取る前にも『ＰＤ手帳』の報道後、政策局内の取り締まり班を通じて事実確認作業を続けている」と明らかにした。



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