大半の中国人は金正日(キム・ジョンイル)のレーニン主義王朝を嫌っている。両国は政治・経済・社会的に完全に違う道を歩んできた。しかし中国指導部は北朝鮮がどんなに嫌悪感を与える行為をしても見捨てることができない。両国の外交的な価値は反米・反覇権主義と血盟だった過去の追憶に影響を受けている。
中国指導者は北朝鮮人民に深い愛情を抱いていると話す。中国は北朝鮮を重荷と認識しているが、無頼漢の子どもでも親が見捨てることはできないという考えだ。こうした感性的な絆は、北朝鮮関連の危機状況が発生する度に新しい道を模索するよりも、従来の措置を踏襲させる。
中国の対北朝鮮政策は変わる可能性がある。しかし中国指導者が北朝鮮に対する心理的な二重性から抜け出してこそ変化が可能だ。幸い、最近は中国指導部が北朝鮮に対して画一的な観念から抜け出しつつある。私は全面化された対北朝鮮国際協調に中国が恐れを感じるだろうが、協調には快く協力するべきだと考える。協調の現実性とプラスの面に目を開いてこそ、中国は優柔不断から抜け出せる。
朱鋒北京大国際戦略研究中心副所長
整理=イ・チュンヒョン記者(c)Project Syndicate
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