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ロシア政府が13日(現地時間)、北朝鮮の延坪島(ヨンピョンド)攻撃を改めて強く非難した。北朝鮮の朴宜春(パク・ウィチュン)外相(写真右)の面前でだ。
ロシアのラブロフ外相(左)と朴外相はこの日、ロシアのモスクワで朝ロ外相会談を行った。ロシア外務省は会談の直後、「ロシア側は、韓国領土に砲撃を加えて人命被害を出したことは非難に値するという点を確認させた」と明らかにした。
朴外相は前日、モスクワに到着した。延坪島事件後初めてとなる北朝鮮高官のロシア訪問だ。ロシアは延坪島砲撃事件当日の先月23日、ラブロフ外相の記者会見を通して、北朝鮮の挑発を批判する立場を明らかにした。ラブロフ外相は2日後の記者会見で「(韓国が)砲撃訓練をするのと(北朝鮮が)住民の居住地域である陸地に砲撃をするのは別の問題だ。死者が出たことが最も重要な点だ」と述べた。ボロダフキン外務次官も先月29日、北朝鮮を非難する発言をした。
ロシア外務省は外相会談の後、ホームページに結果を説明する発表文を載せた。資料の半分以上が延坪島事件を含む韓半島状況と関連した内容だった。発表文のうち延坪島関連の部分は「ロシアは一連の大規模な軍事訓練で増幅された韓半島の軍事・政治的な緊張高揚に懸念を表した」で始まった。こうした内容は、事件の前後に大規模な軍事訓練を実施した中国をけん制すると同時に、韓米連合訓練に対する懸念を表す老練な外交政策の一環と解釈される。
続いて延坪島攻撃は非難に値するという内容を入れた。発表文には攻撃の主体が北朝鮮だという指摘はなかった。発表文には「(ロシアは)北朝鮮がウランの産業的濃縮のための施設を建設したことに深い懸念を表し、北朝鮮に国連安全保障理事会決議1718号と1874号を履行するよう促した」と会談の内容を説明した。
韓国外務省は14日、6カ国協議首席代表の魏聖洛(ウィ・ソンラク)韓半島平和交渉本部長をロシアに送った。魏本部長はロシアの6カ国協議首席代表であるボロダフキン外務次官に会い、延坪島事態などについて議論する計画だ。
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