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米ニューヨーク・マンハッタン中心街の52番街とレキシントンアベニューが交わる飲食店街。ここでは最近、冷たい風が吹く日も昼休みになると長い行列ができる。1日にオープンした「センサボール(Sensibowl)」のビビンパを味わうためだ。まだ広告も出していないが、一日平均350杯ほど売れている。10日は400杯を超えた。客はほとんどが近隣オフィスの米国人サラリーマン。
ここのビビンパはファストフードだ。注文方法もサンドイッチ専門店と似ている。まず米飯か麺のうち一つを選ぶ。次に牛肉・豚肉・鶏肉・豆腐のうち一つを選択し、キムチ・マメ・ブロッコリー・ニンジンなどの野菜を選んだ後、コチュジャン(唐辛子みそ)・ヤンニョムなど4つのソースから一つを選ぶ。最後にスープをかけてもよい。
センサボール1号店を出したジョン・ウ代表(29、韓国名ウ・サンギュン)は「サラダバーやメキシコ人ファストフードを好む米国人にとって、混ぜて食べるビビンパは決して慣れないものではない」とし「注文を米国人が気楽にできる方法に変えたことで抵抗感が消えた」と話した。
メニューもすべて英語だ。「牛肉ビビンパ」は「ビーフボール(Beef Bowl)」。韓食の形式を強要するよりも、現地人に親しみやすい方法で接近するのが、韓食を知らせる近道だという判断からだ。
その代わり「韓食はヘルシー」という点を強調している。ウ代表は「中国ファストフードが一時、米国で人気を集めたが、人工調味料のために背を向けられている。ヘルシー食に対する関心をビビンパで引き出した」と説明した。
また最近ニューヨークではアジア料理に対する関心も高まっている。英ロンドンの麺専門店ワガママ(日本人が創業し、中国系が多国籍方式で運営中)とメキシコ式ファストフードチェーンのチポレは最近、ニューヨークに麺専門店を出す計画だと発表した。
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