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韓米自由貿易協定(FTA)妥結を契機に、米国輸入車企業が小型車・スポーツカーへのモデル多様化に乗り出す。
米ビッグ3のGM・フォード・クライスラーはその間、エンジン排気量が3.0リットルを超える中大型セダンやスポーツ用多目的車(SUV)に集中してきた。しかし韓米FTAの発効で関税(8%)が段階的に減り、安全・環境規制が緩和されれば、これまで輸入できなかった米国車が国内に上陸する見込みだ。
フォードコリアは小型車「フォーカス」(写真左)を来年半ばごろ、韓国市場で販売する計画だ。FTAが来年末までには発効するとみて、市場を先に獲得するため小型車を韓国市場に投入する。「フォーカス」は2.0リットルのガソリンターボエンジンを搭載し、200馬力以上を出す。欧州ではフォルクスワーゲン「ゴルフGTI」と比較されている。
フォードコリアの関係者は「これまで米国産の小型車は価格・商品性で韓国車に勝ていないと評価されてきた」とし「FTAが批准されれば、関税の恩恵に加えて環境・安全認証費用も減らせるため、販売することを決めた」と話した。
GM大宇(デウ)もモデル多様化レベルでスポーツカー「シボレー・コルベット」(右)の販売を積極的に検討することにした。6.2リットルV8エンジンを搭載したコルベットは最高時速300キロの高性能スポーツカー。しかし国内環境基準に合わないのが販売の障害になっていた。
同社の関係者は「少量販売モデルに数十億ウォンを投じて環境認証を受ける場合、採算が合わないため、国内市場での販売をあきらめていた」とし「コルベットは韓米FTAの発効で環境基準が緩和された場合、直ちに韓国市場に投入できる」と述べた。
クライスラーコリアは韓米FTA批准状況を見守りながら、中型セダン「200」を韓国市場で販売することにした。来年1月から米国で販売されるこの車は2.4リットルのガソリンエンジンを搭載、国産中型車と競合すると予想される。予想価格帯は3000万ウォン台中盤だが、FTA発効と同時に関税が4%に下がれば100万ウォン(約74万円)以上の値引き要因が発生する。
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