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金寛鎮(キム・グァンジン)新任国防部長官は4日、「北朝鮮が再び韓国の領土と国民を対象に軍事的挑発を敢行してくるならば、即刻強力な対応で彼らが完全に屈服する時まで懲らしめるだろう」と話した。金長官はこの日午前に国防部で開かれた長官離任・就任式で「われわれは今、韓国戦争以後で最も深刻な危機状況に直面している。われわれは戦争を望まないが、決して恐れてもならない」としてこのように強調した。
金長官は、「3月の天安(チョンアン)艦事件と先月の延坪島(ヨンピョンド)砲撃挑発はわが軍の自尊心と名誉に消すことのできない損傷を与え、軍を信じて愛した多くの国民にも大きい失望を抱かせた。予測できなかった奇襲挑発だったしても、明らかにわれわれは国民の生命と財産を守らなければならないという責務を果たすことができなかった」と指摘した。さらに、「敵は今後もわれわれの弱点を狙い続けるだろう」とし、彼らに挑発の代価がどれほどすさまじいものかを骨にしみるほど感じさせなければならないと強調した。
金長官は離任・就任式後に初めての公式日程として延坪島を訪問した席でも、「わが軍がこれまで煮え切らない対応をしたためこうしたことが起きた。強力な報復を通じて北朝鮮が再び挑発する意欲を出せなくなるよう措置する」と念を押した。延坪島近隣海域での射撃訓練に対しては、「われわれの防衛力強化のためにするもので、天気が良ければできるだけ早くする」として強行の意志を明確にした。
金長官はまた、就任あいさつで、「高度な実戦能力を整えた“戦闘型部隊”を作り現場の戦闘能力を極大化する一方、軍内部の官僚的風土とマンネリズムは果敢にえぐり出す」とし、強力な軍改革意志を明らかにした。これに伴い年末に予定された将軍級人事で大々的な総入れ替え人事が断行されるか関心が集まっている。軍関係者は、「当初合同参謀議長と陸海空軍参謀総長など大将人事は今回の人事対象から除外されていたが北朝鮮軍の延坪島挑発と長官交替により流動的状況に変わった」と伝えた。
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