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李明博(イ・ミョンバク)大統領は3日、「(私たちが)注目しなければならないことは、北朝鮮の指導者の変化より、北朝鮮の住民の変化。歴史を見ても国民の変化に逆らえる権力はないと考える」と述べた。
李大統領は青瓦台(チョンワデ、大統領府)で開かれた社会統合委員会(委員長、高建)会議で、「北朝鮮にもプラスの変化はある。過去の北朝鮮だけを考えるべきでない」とし、このように明らかにしたと、金姫廷(キム・ヒジョン)報道官が伝えた。
李大統領は「過去の北朝鮮は鉄壁のように閉ざされた社会だった。しかしすでに北朝鮮では菜園が増え、街中に市場も開かれている。また多くの脱北者が来ている」と話した。
青瓦台の関係者は「変化を拒否して挑発を繰り返す北朝鮮政権には期待できないが、住民が変化しているだけに、北朝鮮政権もその変化を最後まで拒否することはできないだろうという意味」と説明した。ただ、金報道官は「北朝鮮自らの変化を話したものであり、レジームチェンジ(政権交代)を私たちが話したのではない」と一線を画した。
一方、社会統合委員会はこの日、李大統領に地域主義根絶のための政治改革案として、国会議員選挙に惜敗率制と地域別比例代表制を導入する必要があると建議した。
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